読書会に参加して感じた3つのメリット

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私は昨年から、とある読書会に参加していますが、得られるものがとても多く、自己成長を考えるうえでも有益な場だと思っています。

結論から言えば、「本」という共通項から新たな出会いがあり、その出会いが自分を成長させてくれる、それが読書会のメリット。

まぁ、そういうことなんですが、それで終わってしまうと、140文字のツイッターのつぶやきで事足りてしまうので、以下、少し詳しめに「読書会に参加して感じた3つのメリット」について書いてみます。

読書会に参加して感じた3つのメリット

読書会ってどんなことするの?

読書会に参加したことがなければ、いったいどんなことをするところなのだろう?と疑問をお持ちになると思います。

小学校の国語の授業のように、1冊の本をみんなで順番に朗読するのかな?

それとも、みんなでお気に入りの本を持ち寄って、それらの本の感想を発表しあうのかな?

読書会と聞くと、こんなことを思う方も少なくないでしょう。

実際のところ読書会は、その会を主宰する人によってやり方が変わってくるので、一概に「どんなことをする会なのか」を定義することはできません。

ただ、一般的には、そのやり方によって読書会は大きく2種類に分けられると考えられています。

読書会は大きく2種類に分けられる

読書会には、あらかじめ課題本となる一冊を決めておいて、その本を読んだ参加者どおしが感想を語り合うやり方と、参加者がそれぞれ自分のお気に入りの本を持ち寄って、本の内容を紹介しあうやり方、この2つのやり方があります。

読書会の種類

課題本型:事前に決められた一冊を読んだ感想を、みんなで語り合う

紹介型:参加者がそれぞれお気に入りの本を持ち寄り、紹介しあう

ドラッカー名著集1 経営者の条件
P F ドラッカー (著)

ちなみに、私が参加している読書会は「課題本型」のやり方を採用していて、毎月1回、みんなで集まってドラッカー博士の「経営者の条件」という本の感想を語り合っています。

なので、参加するための条件としては、「経営者の条件」という本を買って読む必要があります。

ただ、裏を返せば、参加するための条件はそれだけで、年齢性別職業問わず誰でも参加できるので、経営者の条件という本の感想を語り合う会にも関わらず、サラリーマンの方や学生の方、主婦の方や定年退職された方など、経営者以外の方も多数参加されています。

読書会参加のメリット

本を通じて、普段あまり接することのない、さまざまな属性の方々と知り合い、親睦を深めることができる

私が読書会に参加して感じているメリットのひとつは、普段知り合うことのできない方々と読書会を通じて知り合うことができることです。

私は経営者として働いていて、年齢は45歳ですが、ぼーーっと生きてるだけだと、どうしても仕事関係でしか人とのつながりができていきません。

人とのつながりが多いほうがよいとか、人脈が大事とか、そういう話がしたいわけではありませんが、自分を成長させるのは「人」でもあるわけですから、やはり積極的に自分を高めてくれる人と知り合う努力はするべきだと思っています。

私は読書会を通じて、自分より10も20も年齢が上の経営者の方なども知り合うことができ、毎回読書会ではかわいがってもらっていますが、こういった経験が自分をさらに成長させてくれています。

会社員として組織で働いているなら話は別ですが、起業して経営者として仕事をしだすと、自分に率直なダメ出しをしてくれる上司のような存在って、ほぼいなくなってしまうんですよね。

まぁ、当たり前ですよね、起業して社長になったわけですから、自分の会社の中には上司はいませんし、そうそう部下は物申すことありません。

経営者は孤独である、とはよく言ったもので、そこをしっかり意識して生きていかないと、いざというときに相談できる相手が誰もいないということになってしまいます。

起業ってこわいね(笑)

と、冗談はさておき、私は読書会を通じて、年上の人たちと知り合うことができてよかったというお話でした。

読書会は新たな”気づき”の場

私が参加している読書会は、ドラッカー博士の「経営者の条件」という本を、「今月は第1章」「来月は第2章」という要領で、毎月1章ずつ読んで、気になった箇所をピックアップして、「なぜそこが気になったか」などの感想を話し合う場となっています。

読書会のメリット

一人では読み終えることができない難しい本も、読書会を通じて読み終えることができる

ドラッカー博士の「経営者の条件」という本を持っている人はわかると思いますが、なかなか分厚い本ですし、言葉も若干難解なので読書慣れしていないと、最初から最後まで読むのが難しかったりします。

その点、私が参加してる読書会では、毎月1章ずつ読み進めていくので、8ヶ月かかりはしますが、負担なく読み終えることができ、かつ、内容もしっかり理解できます。

一人では読み終えることができない本も、みんなで読めば読み終えることができる。

そこも、ひとつの読書会のメリットではないかなと思います。

読書会のメリット

読み方や感想は人それぞれ違うので、新たな”気づき”もあり、自分の考えも再構築される

また、読書会でみんなが発表する感想は、人それぞれ違うので、「あ、そういった見方もできるのか!」という新たな発見も多く、それにより自分の考えも再構築され、さらに良いアイデアが生まれることにつながったりします。

なお、読書会の基本的なルールとして「絶対に他人の発言を否定しない」ということがあるので、会社の会議なんかとは異なり、みな自由に思ったことを発言するので、普段自分が考えもしないような意見に出会うことも多々あります。

普段自分が考えもしないような意見に出会える場所。

私はそこにも読書会の価値を感じています。

読書会入門-人が本で交わる場所
山本多津也 (著)

というわけで、もっと詳しく読書会のことを知りたくなったのであれば、日本一の読書会コミュニティを運営している山本多津也さんが書いた「読書会入門」という本を読んでみてください。

読書会の良さが、より伝わるんじゃないかなと思います。

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