空手の達人、茶道の達人、書道の達人など、その道を極めた人は「達人」と呼ばれますが、昨日見たテレビでは「修理の達人」が特集されてました。
番組では、ブランド修理のカリスマとして美靴工房の保科美幸さん、株式会社M&Iの杉山裕さんが紹介されていました。
「良いものを大切に長く使いたい」という気持ちを持っている人は多いので、壊れたものを修理できる人は、たくさんの人から感謝される。だから、ビジネスとしても成立する。
そんなことを番組を見ながら思いました。
不況に強い修理ビジネス
必要最小限の持ち物で暮らす「ミニマリスト」なども近年話題になっていますので、それに伴い「モノを修理するビジネス」も、ますます注目されるのでしょうね。
景気がよくて、所得も毎年右肩上がりで増えていくような世の中であれば、常に新しいものを買いそろえながら欲求を満たすこともできるのですが、今の日本はそんなことはありません。
だからこそ、必要最低限の持ち物で暮らす、良いものを大切に長く使う、ということを多くの人が考えるようになったのですが、そういった意味では修理ビジネスは不況にも強いと言えるでしょう。
家にいる時間が長くなれば、自分で修理したいと思う人も増える
現在、新型コロナウィルス感染対策の一環として、多くの人々が自宅にいることを強いられていますが、今回の件をキッカケに今後も家にいる時間が長くなれば、「壊れたものを自分で直したい、その過程が楽しい」という人も増えてくるでしょう。
Amazonの本のコーナーで「修理」と検索すると、こんな本も出てきますが、おそらく今後は、こういった修理本の需要も伸びてくるはずです。
また、「何かを修理する方法を教える動画」というのも、これからますます増えてくるでしょう。
実際、今の時期、マスクを手作りする方法を教える動画をYouTubeで見ながら、マスクを作っている人は多いですしね。
これから起業を考えている人などは、「何かを自宅で修理する方法の動画」が顧客を集める手段になりそうだ、ということをアイデアのひとつとして持っておくのもよいのではないでしょうか。
「何かを自宅で修理する方法を教えるオンライン講座」なんかも、これから増えてくるのかもしれませんね。
自分で修理をするのは楽しいから、やり方を教えてあげると喜ばれる
たとえば、ブログやYouTubeを使って情報発信していると、「ブログのネタがない」「動画のネタがない」ということが必ずあるわけですが、そういった場合、「修理」をネタにするのも、ひとつの方法だと思います。
まず自分でやってみる。
そして、コツをつかんだら、それをブログの記事として書いたり、動画を撮ってYouTubeに投稿してみる。
これを地道にコツコツ続けていくと、あなたも「修理の達人」になれるかもしれませんよ。